マカオ、2023年10月前半も住宅不動産市場の低調続く…取引数が前月後半から32.4%減、平均平米単価は微増

 このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2023年)10月前半の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月後半から32.4%減の52件だったとのこと。

 一方、今年10月前半の住宅不動産の実用面積あたり平均平米単価については前月後半から0.8%上昇となる7万8833パタカ(日本円換算:約147万円)に。

 マカオでは昨年12月に従来のゼロコロナから事実上のウィズコロナに転換され、今年1月8日から水際措置が大幅緩和となったことから、インバウンド市場の回復による経済活性化が期待されている。ただし、不動産市場については、相次ぐ利上げといった懸念材料も存在する。

 今年9月の取引件数は昨年12月以来、平均平米単価は2016年9月以来のそれぞれ低位で、10月前半も振るわない状況が続いた。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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