マカオ国際空港拡張へ―年間旅客輸送量150万人分増

マカオ国際空港が先日発表した統計によると、2013年の同空港の旅客輸送量は前年から12%増となる502万人に達した。現在の施設のキャパシティは600万人であることから、空港北側の4,000平米の拡張工事をスタートするという。これにより、年間旅客輸送量の最大キャパシティは150万人分増の年間750万人となる。

1月27日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。マカオ国際空港が過去最大年間旅客輸送量を記録したのは2007年のことで、550万人だった。当時は台湾旅客を中心とした乗継空港としての位置付けが強かったが、現在ではマカオを目的地とした旅客が中心になっている状況。今後も中国本土や東南アジア方面への新航路開設なども予定しており、旅客輸送量の増が見込まれる。

拡張工事は今年中にスタートし、2年以内に完成する見通しという。搭乗ゲートを1カ所増設することが可能となり、年間150万人分、1日平均4,000人分のキャパシティ増が可能となる。

地元民間航空業関係者によると、2014年のマカオ国際空港の旅客輸送量は堅く見積もって510万人だが、530万人程度まで達するだろうという。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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