マカオ、国際カジノ展「MGSエンターテインメントショー2023」が開幕…日系も存在感

 マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオのギャラクシーインターナショナルコンベンションセンターで11月14日、大型国際ゲーミング(カジノ)展示会「MGSエンターテイメントショー2023」が開幕した。

 同展のリアル開催は2020年以来のこと。会期は15日までの2日間。エキジビション面積は約3千平米で、出展者数はゲーミング関連の機器・用品メーカーをはじめとする35社。また、会場内のステージではアフターコロナ時代におけるゲーミング業界のマス市場シフトやノンゲーミングプロジェクトの展開などをテーマにしたゲーミング企業トップや有識者らによるカンファレンスも数多くプログラムされている。主催者によれば、2日間合計で5千人超の来場者を見込んでいるとのこと。

「MGSエンターテインメントショー2023」オープニングセレモニーの様子=2023年11月14日本紙撮影

 同展を主催するマカオのゲーミング機器製造業者の組合にあたる澳門娯楽設備廠商会(MGEMA)の陳捷(ジェイ・チュン)会長は14日午前に行われたオープニングセレモニーの中で、コロナ禍により過去2回はオンラインでの開催を余儀なくされたが、今年(2023年)に入って正常化が進み、ようやくリアル開催が実現したとし、本展が地元と世界の業界関係者の交流のハブとして機能し、マカオのエンターテインメント、テクノロジー、ツーリズム業界の活性化促進につながることを期待すると述べた。

「MGSエンターテインメントショー2023」エキジビションフロアの様子=2023年11月14日本紙撮影

 会場で大型ブースを展開していたのが世界のゲーミング(カジノ)機器メーカーだ。中でも、スロットマシン、ETGと呼ばれる各種電子テーブルゲームマシンに加え、LMGと呼ばれるライブ中継型ゲーミングシステムのリーディングカンパニーとして知られる地元マカオのメーカー、LT GAME社が注目を集めていた。同社は日本にも開発拠点を有することで知られ、本展でもLT GAME JAPAN社が日本ならではのアイデアや技術を活用して開発したという画期的なビデオスロット「RGX-1000」シリーズを出展した。

 また日系メーカーについては、ゲーミングマシンメーカーのセガサミークリエイションとコナミ、紙幣識別機のJCMグローバル、トランプを主とするゲーム用カード製造のエンゼルプレイングカードが出展し、会場内で大きな存在感を示していた。

LT GAME JAPAN社が出展したスロットマシン「RGX-1000」シリーズ=2023年11月14日本紙撮影

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