マカオの2022年産業構造統計公表…カジノ・カジノ仲介業は15.2%、前年から大幅縮小

 マカオ政府統計調査局は11月17日、昨年(2022年)のマカオの産業構造統計を公表。

 昨年はマカオでも準ロックダウンに相当する厳格な防疫措置が度々講じられるなどしたため、マカオ経済はコロナ禍の3年間で最も打撃を受け、特に第三次産業のパフォーマンスが落ち込み、全業界の産業付加価値総額は対前年実質ベースで18.8%減となった。

 第二次産業の付加価値総額は実質ベースで5.6%減。ただし、全産業の付加価値総額に占める第二次産業の割合は1.7ポイント上昇の9.5%。このうち建設業の割合が1.3ポイント上昇の7.1%、水・電気・ガス生産及び供給業が0.3ポイント上昇の1.5%、製造業が0.1ポイント上昇の1.0%に。

 第三次産業の付加価値総額は実質ベースで19.9%減。全産業の付加価値総額に占める第三次産業の割合も1.7ポイント下落の90.5%となった。このうちカジノ・カジノ仲介業が10.7ポイント下落の15.2%だった一方、ノンゲーミング(非カジノ)サービス業の割合は9.0ポイント上昇の75.3%に。

 なお、今年(2023年)に入って以降はアフターコロナでインバウンド旅客数及びカジノ売上とも急回復している。

マカオの著名観光スポットのひとつ、世界遺産・セナド広場周辺の様子(資料)=2022年7月27日本紙撮影

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