マカオの著名観光地の店舗で万引き…中国人の男2人逮捕、別の違法行為も発覚

 マカオ治安警察局は11月22日、マカオ半島の歴史以外地区にある著名観光地セナド広場にある店舗で発生した万引きをきっかけに、別の違法行為が発覚する事案があったと発表。

 同局によれば、同月19日に店舗側から監視カメラ映像を確認したところ店員が気づかないうちに2人の男が商品7点、約2100パタカ(日本円換算:約xx万円)を万引きしていたことがわかったとの通報が寄せられたとのこと。

 同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して被疑者の男2人の身元を特定。また、捜査過程で男2人と行動を共にしていた別の男1人がおり、3人が同じホステル(簡易宿泊施設)に滞在していたことが判明したことから、同日このホステル内で3人を逮捕したという。

 同局の調べに対し、万引き容疑者の2人は犯行を認めたとのこと。その後、男3人が滞在している客室を捜索した際、まとまった量の違法売春に使われたとみられる物品が発見され、万引き容疑者のうちの1人と万引きとは無関係の1人が違法売春に従事していたことを認めたが、もう一方の万引き容疑者は否認したという。

 3人はいずれも中国人(中国本土からの旅客)で、年齢は30代。同局では、万引きの2人を窃盗罪で検察院送致するとともに、違法売春については同局の入管部門が3人全員を旅客の立場に不相応な活動に従事したとして処理を進めるするとした。

窃盗罪で逮捕、検察院送致された男ら(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ経済の屋台骨となっているのが、カジノを主としたゲーミング(ギャンブル)産業だ。マカオにはカ…
  2.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオで無資格にも関わらず薬剤の注射による美容医療行為に従事したとし…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は9月6日、今年(2024年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。 …
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun