マカオ、アフターコロナでホテル・飲食業界の人材ニーズが増大…2023年3Q調査
- 2023/11/30 10:33
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は11月29日、今年第3四半期(2023年7〜9月期)におけるマカオのホテル及び飲食業界の人材ニーズ及び報酬調査結果を公表。
今年第3四半期末時点のフルタイム従業員数はホテル業界が5万3802人、飲食業界が2万2914人で、それぞれ前年同時期から21.7%、1.1%増。
今年9月の平均報酬(ボーナス等臨時給含まず)はホテル業界が1万9640パタカ(日本円換算:約36.1万円)、飲食業界が1万0240パタカ(約18.8万円)で、いずれも前年同時期から5.6%上昇だった。
アフターコロナでマカオ経済の順調な回復が進み、人材ニーズの増大につながっている状況も。今年第3四半期の空きポジション数はホテル業界が1882枠、飲食業界が1542枠で、それぞれ前年同時期から1460枠、514枠増。学歴や語学といった求人要件が緩和した状況も見受けられた。
今年第3四半期のホテル業界における求人率は前年同時期から2.5ポイント上昇の3.4%、従業員雇用率は11.0ポイント上昇の12.8%。飲食業界では、前者が2.0ポイント上昇の6.3%、後者が2.6ポイント上昇の7.1%となり、両業界の人材ニーズ増大を反映する結果に。