2022年マカオの献血登録者数は約1.4万人…高齢化などで需要増続く

 マカオ政府衛生局(SSM)は12月4日、2003年の献血者アワード授賞式を開催した際、マカオにおける最新の献血状況を明らかにした。

 同局によれば、昨年(2022年)のマカオの献血登録者数は1万4170人、献血成功者数は1万2681人で、3554人が2万3486単位の全血・成分輸血を受けたとのこと。

 マカオ政府衛生局献血センターが設立されたのは1988年のこと。これまで35年間にわたり、より安全、高品質、適切な血液成分を提供できるよう、サービス水準の向上と管理体系の改善を追求してきたという。

 マカオでは高齢化及び疾病スペクトルの変化によって血液の需要の増が続く中、今後も市民に対して献血登録、そして継続的に献血に協力するよう呼びかけを行う必要があるとした。

 参考までにマカオの人口は約68万人。

マカオ政府衛生局献血センターでの新型設備を使った採血の様子(写真:SSM)

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