マカオ政府海事・水務局（DSAMA）は12月21日、同局と中国の国家交通運輸部海事局、香港海事処と広東海事局、深圳海事局が広州で同月19日に「中国本土-香港-マカオ海事協力会議」を開催したと発表。

　同局によれば、今回の会議では粤港澳大湾区（広東省・香港・マカオグレーターベイエリア）の海上安全分野における多くの海事協力プロジェクトについて協議が行われたとのこと。

　このうち、広東省とマカオの間でのインテリジェント海事管理協力協定については、協力推進インテリジェント海事システムのマカオ版が今年（2023年）9月に立ち上がり、来年（2024年）上半期中にトレーニングを終え、第3四半期にもシステム運用テストの完了を予定しているという。

　また、同日同局一行は広東省会場捜索センターを参観し、広東海事局の寒波・強風化における船舶安全管理に関するリスク評価、安全上の問題への対応、事故リスク軽減のための安全予測の策定などについて学んだほか、広州海事局内港海事処で珠江ナイトクルーズのコースと船舶管理の実務を視察したとのこと。