マカオ、2023年第3四半期工業輸出状況調査結果公表…向こう半年見通しへの自信維持
- 2023/12/30 8:45
- 産業・経済
マカオ政府経済・科技発展局は12月28日、今年第3四半期(2023年7〜9月期)の工業輸出状況調査結果を公表。
今年第3四半期の主な輸出品は衣料品、薬品、電子・電気機器、食品系土産類だった。
調査回答メーカーの今年第3四半期の受注は平均3.3ヶ月分で、前の四半期から0.1ヶ月分増加。内訳は衣料品製造業が5.3ヶ月でトップ。その他非紡績品、電子・電気機器、薬品については、いずれも2.5ヶ月。
輸出先について、市場四半期別受注状況総合指数による輸出の見通しが比較的良好な市場は中国本土、米国で、指数変動はそれぞれ22.1%、4.1%。一方、アジア太平洋(中国本土、香港、日本を除く)とEUはそれぞれ-21.6%、-2.7%とふるわなかった。
向こう半年の輸出の展望についてポジティブと回答したメーカーの割合が前の四半期から0.4ポイント上昇の47.2%に。ネガティブの割合は1.2ポイント下落の51.6%、変化なしは0.8ポイント上昇の0.4%で、前の四半期から見通しへの自信を維持する結果となった。
輸出活動における最大の課題については、調査回答メーカーの75.7%が受注不足、58.0%が外地市場との価格競争の激化、29.0%が人材不足を挙げた。