マカオ聖ポール天主堂跡で開催中の特設展が2024年末まで延長…最新技術で約400年前の様子を疑似体験

 マカオを象徴する歴史的建造物のひとつとして知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡でマカオ政府文化局(ICM)が開催する特設展「Visiting the Ruins of St. Paul’s in Space and Time – Exhibition of Virtual Reality at the Ruins of St.Paul’s」の開催期間が今年(2024年)12月31日まで延長されることが明らかとなった。

 同展は2022年12月30日にスタート。マカオの世界遺産で初めてとなる裸眼3D、VR、AR等の最新デジタル技術を活用したエキジビションで、約400年前の建造当時の様子を疑似体験できるもの。

 ICMでは、開幕以来大きな反響が続いており、より多くの市民及び観光客にハイテク技術で聖ポール天主堂の往時の姿を感じてもらえるよう期間延長を決めたと説明。より便利に参観できるよう予約サイト(https://www4.icm.gov.mo/stPaulVRTicket/)の運用も開始したとのこと。料金は一般50パタカ(日本円換算:約890円)で、学生や高齢者割引なども用意されている。

 聖ポール天主堂跡はかつての聖ポール大学の聖母教会の一部で、日本人キリシタンらが建設に携わったとする記録も残る日本と縁の深い場所のひとつ。

聖ポール天主堂跡のエキジビション特設会場(写真:ICM)

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