香港税関が港珠澳大橋イミグレで越境自家用車使った金塊密輸事案摘発…約1.8億円相当、マカオ人の運転者逮捕

 香港海關(香港税関)は1月9日に会見を開き、同月8日に港珠澳大橋香港側イミグレーション施設で金塊(インゴット)20本(重量20キログラム)、推定市場価格1千万香港ドル(日本円換算:約1.8億円)の密輸事案1件を摘発したと発表。

 発表によれば、リスク評価をもとに同イミグレーション施設の出境ゲートで7人乗りの越境自家用車1台に狙いを定め、税関による車内の調査でダッシュボードの隙間に隠されていた金塊が発見され、運転者のマカオ人の男(32)を逮捕したとのこと。

 なお、香港税関による越境自家用車を使った金塊密輸事案の摘発は2020年以来で初めてで、金塊の出どころや背後関係など本件に関する捜査を継続中という。

 香港税関では、今後もリスク評価と情報分析を継続し、重大犯罪である密輸に対する厳格な取り締まりを実施するとした。

 港珠澳大橋は2018年に開通。香港と珠海(広東省)、マカオを結んでいる。

港珠澳大橋香港側イミグレーション出境ゲートで越境自家用車の中から発見された金塊(写真:香港海關)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  2.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  3.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  5.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun