1月CPI、対前年6.35%上昇

マカオ政府統計調査局は2月21日、今年(2014年)1月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は127.85となり、対前年6.35%の上昇。昨年は2月だった旧正月が今年は1月にあたり、外食費、住宅家賃、理髪サービス費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の11.26%、レジャー及び文化の8.18%、食品及び非アルコール飲料の6.73%の増で、主に家賃、旧正月前の外食や旅行ツアー代金、肉類及び生鮮野菜価格の上昇に伴うもの。一方、通信費用は1.62%の下落。

今年1月のCPIは前月との比較で0.77%上昇。中でも、雑貨商品・サービスとレジャー・文化価格指数がそれぞれ2.69%、1.72%上昇。理髪サービス及び旅行ツアー代金の上昇が主要因。一方、冬物衣料のセールに伴い、衣料・履物価格指数は1.65%下落した。

今年1月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.61%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料、医療の価格指数がそれぞれ10.05%、6.64%、6.31%の目立った上昇。一方、通信、教育費の指数はそれぞれ2.33%、0.97%の下落だった。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府では、2014年も市民への電気料金補助の継続や現金支給額の増などの生活援助施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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