マカオ治安警察局は1月27日、脅迫及び禁止武器所持の罪で中国人（中国本土居民）の自称商人の男（32）を逮捕、検察院送致したと発表。

　同局によれば、同月20日午後、マカオの飲食店で就労する30代の中国人女性が中国本土にいる夫からマカオに来て殺すといったことをほのめかすショートメール（SMS）を受け取り、身の危険を感じて警察へ通報したという。同局が通報者に事情を聞いたところ、マカオで就労している間、感情のもつれから長期に渡って夫からSMSで嫌がらせのメッセージが届いていたが、最近になって内容がエスカレートしたとのこと。

　その後、通報を受けた警察が通報者の夫の身元を特定し、マカオ半島新口岸地区にある長崎街付近で身柄の確保に成功。この際、男は刃渡り7センチの剃刀を所持していた。男は警察の調べに対し、妻との間に感情のもつれがあったことは認めたが、脅迫については否認したという。