団体旅行客2%減、ホテル客室稼働率81%―2014年1月
- 2014/2/28 19:29
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は2月28日、今年(2014年)1月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ74.5万人で対前年2%減。韓国及び中国本土からの団体旅行者の減が主要因。ホテル客室稼働率は同3ポイント下落の81%だった。
2014年1月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ74.5万人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:55.98万人 1.4%減(うち広東省:287,600人 14.4%増)
・台湾:5.71万人 2.9%増
・香港:3.89万人 17.0%増
・韓国:3.25万人 23.4%減
・タイ:1.29万人 5.5%増
・日本:1.14万人 5.2%減
中国本土からの団体旅行者が減少した理由は、10月1日から「旅遊法」が施行されたことに伴う影響とみられる。同法では土産店に立ち寄り高価な買い物をさせることでツアー代金を安くするなどの手法を禁じており、施行間もない段階で様子見の状況とみられる。しかしながら、広東省に限ると14.4%増、また、個人旅行でマカオを訪れる中国本土客の急増で、ツアー客の下落分を十分にカバーできている。
マカオ全体で98軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年1月末時点で提供する客室数は2.8万室となり、対前年7%増。うち、5つ星ホテルの客室は1.8万室で、全体に占める割合は66%。
2014年1月のホテル(バジェットホテル含む)の宿泊人数はのべ87.3万人で、対前年5%増。うち5つ星ホテルの宿泊者が53万人を占めた。平均滞在日数は前年同月と変わらずの1.4泊。ホテル(バジェットホテル含む)の客室稼働率は3ポイント下落の81%に。うち五ツ星ホテルに限ると83%と平均を上回る。
また、2014年1月にホテルへ宿泊したゲスト数は宿泊を伴う旅客総数の70%を占め、前年同月とほぼ同水準だった。