米ウィンリゾーツが2023年通期業績発表、マカオ事業の営業利益がプラスに転換

 マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するウィンマカオ社の親会社にあたる米ウィンリゾーツはマカオ時間2月8日、昨年第4四半期(2023年10〜12月)及び通期の米国会計基準による監査前業績を発表。

 同社の昨年通期のマカオ事業における営業利益は4.66億米ドル(日本円換算:約696億円)に。前年は6.28億米ドル(約937億円)の赤字だった。調整後プロパティEBITDARについても同2.21億米ドル(約330億円)の赤字から9.54億米ドル(約1424億円)の黒字となった。

 昨年第4四半期のマカオ事業における営業利益は1.7億米ドル(約254億円)で、前年同時期は1.81億米ドル(約270億円)の赤字。調整後プロパティEBITDARは同5910万米ドル(約88億円)の赤字から2.97億米ドル(約443億円)の黒字に。

 マカオのカジノ市場はアフターコロナとなった昨年の年初から回復が進んでいる状況。

ウィンマカオ社の旗艦IR施設「ウィンパレス」正面外観(資料)=マカオ・コタイ地区にて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は6月29日、同月27日にマカオ半島北部・關閘エリア所在の工業ビル内に開設…
  2.  マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは6月28日、今年(2024年)2月から進めていた同空港旅客…
  3.  目下、マカオ司法警察局では、マカオの地域コミュニティの治安環境の浄化による市民と旅客の安全を確保…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月28日、今年(2024年)3〜5月期の雇用統計を公表…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年7月号
(vol.133)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun