マカオの世界遺産ドン・ペドロ5世劇場でポルトガル民族歌謡ファド音楽会開催…3月に12公演

 このほどマカオ政府文化局(ICM)は(2024年)3月1〜24日の間の毎週金曜、土曜、日曜午後7〜8時に世界遺産ドン・ペドロ5世劇場で「ファド・ナイト」と題したポルトガルの民族歌謡ファドのコンサートを計12公演開催すると発表。公演チケットの発売はすでにスタートしている。

 今回のコンサートには、ポルトガルからTiago CorreiaさんとBárbara Santosさんの2人のファド歌手が出演を予定しているとのこと。

「ファド・ナイト」に出演を予定しているファド歌手のTiago Correiaさん(左)とBárbara Santosさん(写真:ICM)

 また、コンサート開催前には劇場前でポルトガルの特色ある食品、飲料を販売するほか、ポルトガルの軽音楽の演奏も行うという。

 会場となるドン・ペドロ5世劇場は1860年に中国で最初の西洋式劇場として建てられたもので、現在もオーケストラの公演会場などとして現役で使われている。また、イベント開催日以外はホワイエや客席の一部を含む内部が一般公開されている。

 世界遺産の劇場でポルトガル民族歌謡を聴くことができる希少な機会とあり、注目を集めそうだ。

「ファド・ナイト」の告知フライヤー(図版:ICM)

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