マカオ、春節GW2日目のインバウンド旅客数は16.3万人…2日間累計28.5万人に

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

 今年(2024年)の春節GWは2月10日〜17日の8日間。マカオ政府旅遊局(MGTO)は連休8日間の総インバウンド旅客数を96万人(延べ、以下同)、単日平均12万人とする事前予測を示している。

 MGTOが2月12日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW2日目(2月11日)のインバウンド旅客数が16万3427人だったとのこと。前年同日との比較では226.7%増。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の72.4%を占める11万8302人、香港からの旅客が20.7%の3万3793人で、それぞれ前年同日から335.5%、71.1%増。

 2日目までの累計では、総インバウンド旅客数が28万4783人、単日平均が前年同時期から121.4%増の14万2391人に。

 なお、インバウンド旅客の入境のピークはGW3日目(2月12日)と予想されている。

 参考までに、昨年秋の国慶節GW(8日間)の総インバウンド旅客数は93万2365人、単日平均11万6546人だった。また、新型コロナの影響が生じた2020年2月以来の単日最多は2023年12月31日に記録した17万4930人。

春節ゴールデンウィーク初日の世界遺産・聖ポール天主堂跡前の様子=2024年2月10日(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  7月1日、アドミニストレーション、財政、財産自治権を持つマカオの公務法人として「招商投資促進局」…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は6月29日、同月27日にマカオ半島北部・關閘エリア所在の工業ビル内に開設…
  3.  マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは6月28日、今年(2024年)2月から進めていた同空港旅客…
  4.  目下、マカオ司法警察局では、マカオの地域コミュニティの治安環境の浄化による市民と旅客の安全を確保…
  5.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月28日、今年(2024年)3〜5月期の雇用統計を公表…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年7月号
(vol.133)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun