マカオ、春節GW7日目までの累計インバウンド旅客数は約123万人…連休後半も勢い維持

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。今年(2024年)の春節GWは2月10日〜17日の8日間。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月17日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW7日目(2月16日)のインバウンド旅客数は15万6478人だったとのこと。前年同日との比較では146.2%増。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の76.3%を占める11万9421人、香港からの旅客が19.1%の2万9946人で、それぞれ前年同日から209.7%、29.8%増。

 7日目までの累計では、総インバウンド旅客数が123万2569人、単日平均が前年同時期から173.7%増の17万6081人に。全体に占める中国本土旅客の割合は77.0%、香港旅客は17.9%。

 7日目夜にはGW中で二度目となる花火大会が開催され、旅客の吸引につながったものとみられる。

春節GW7日目(2月16日)夜に開催された花火大会の様子(写真:GCS)

 MGTOは連休8日間の総インバウンド旅客数を96万人(延べ、以下同)、単日平均12万人とする事前予測を示していたが、すでに6日目終了時点で超過し、予測値の単日平均を下回った日はない。連休後半も勢いを持続しており、最終的にどこまで数字を伸ばすかが注目される。

 今回の春節GWにおけるインバウンド旅客の入境のピークは事前予測通り3日目(2月12日)で、単日のインバウンド旅客数は昨年の大晦日(17万4930人)以来およそ2ヶ月半ぶりに新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の単日最多、さらに統計史上2番目となる21万7541人に上った(最高記録は2019年2月7日の22万6874人)。

春節ゴールデンウィークに大勢の旅客で賑わうマカオ半島の大三巴街(写真:MGTO)

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