マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋名の5候補が発表に

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は2月20日、建設中の「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」の名称について、先に締め切った懸賞付きの一般公募に5703人から約1万4400件の名称案の応募があり、評議委員会による二度にわたる選考を経て5案まで絞り込んだと発表。

 評議委員会のメンバーはマカオ政府が招聘した社団及び専門家19人で構成され、12日に行われた一次選考で各委員が1人最大5つの名称案を選ぶかたちで88候補を選出し、この中には37の異なる名称案が含まれていたとのこと。その後、20日の二次選考を経て、最終候補の5案(澳門大橋、新城大橋、鏡海大橋、銀禧大橋、濠江大橋)まで絞り込まれた。今後、マカオ政府が最終候補の中から1つを選び、同時に応募者の中から受賞者も決定するという。

「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」名称公募評議委員会による第二次選考会議の様子=2024年2月20日(写真:DSOP)

 4番目の跨海大橋は友誼大橋の東側に建設。マカオ半島東部沖合の埋立地とタイパ島北東沖合の埋立地との間を結び、全長は約3.1キロメートル。目下、建設工事は最終段階にあり、主橋部分が2024年第1四半期に開通、全体についても同年第2四半期に竣工予定で、具体的な開通日は追って発表される予定。

 参考までに、既存の跨海大橋の名称は西側から順に西灣大橋(2005年開通)、カルヴァーリョ総督大橋(1974年開通)、友誼大橋(1994年開通)となっている。

「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」の完成予想図(図版:DSOP)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun