マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋が接合完了

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は3月13日、建設中の「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」について、前夜に最終接合作業が完了したと発表。

 同局では、2020年3月26日の着工以来、コロナ禍、悪天候、複雑な地質条件など多くの困難を乗り越え、全工程における最も重要なマイルストーンを達成できたとし、工事は次のフェーズに移り、防食、防水、アスファルト舗装、防護欄干及び防護壁の設置、電気・機械システムの設置及び調整などを進めるとした。

マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋の接合完了直前の様子(写真:DSOP)

 4番目の跨海大橋は友誼大橋の東側に建設。マカオ半島東部沖合の埋立地とタイパ島北東沖合の埋立地との間を結び、全長は3.085キロメートル(うち跨海部が約2.9キロメートル)、片側4車線(計8車線)のほか、電気・ガス・水道・電話といった各種ライフラインも敷設される。

 なお、全体の竣工予定は今年第2四半期までの予定、また名称の公募も行われており(受付終了)、具体的な開通日、名称は追って発表される予定。開通により、既存の3本の跨海大橋(西側から順に西灣大橋/2005年開通、カルヴァーリョ総督大橋/1974年開通、友誼大橋/1994年開通)の混雑緩和が期待されている。

マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋が接合完了(写真:DSOP)

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun