マカオ、カジノで負けた韓国人の男がひったくり事件起こす…被害者は転倒して骨折

 マカオ司法警察局は4月1日、前月(3月)30日に発生したひったくり事件の容疑者として韓国人の男(36)を逮捕したと発表。

 同局によれば、被害者はマカオ人の女性で、3月30日午前2時頃、マカオ半島の世界遺産・市政署ビルの後方にある東方斜巷を歩いていたところ、突然現れた男に現金およそ1万パタカ(日本円換算:約19万円)などが入ったハンドバッグをひったくられたという。女性は揉み合いになった際に転倒して負傷し、搬送先の病院で指を骨折していたことが判明した。

 通報を受けた同局が捜査に着手し、まもなく男の身元の特定に成功。同日午前7時頃、事件発生現場に近いマカオ半島の南灣エリアにあるサウナ店内で逮捕した。その後、男の立ち会いによる現場検証の際、逃走ルートの途中で被害者のハンドバッグが発見された。

 男は3月25日にマカオ入り。同局の調べに対し、カジノで負けたためやったと犯行を認めた上、バッグの中に入っていた現金についてはすでに使い果たしたと供述したとのこと。同局は男を強盗罪で検察院送致する方針。

警察が公開したひったくり事件の証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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