2月CPI、対前年5.65%上昇

マカオ政府統計調査局は3月21日、今年(2014年)2月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は128.32となり、対前年5.65%の上昇。外食費、住宅家賃、野菜価格の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の12.28%、家庭設備及び用品の6.92%、食品及び非アルコール飲料の6.75%の増で、主に家賃、家庭サービス費の上昇に伴うもの。一方、旧正月明けにあたり、著効ツアー代金が下落したことから、レジャー及び文化価格指数は2.72%下落した。

今年2月のCPIは前月との比較で0.37%上昇。家賃及び外食費の上昇、LPG、野菜・果物及び鮮魚価格の上昇に伴い、住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料価格指数がそれぞれ1.39%、1.38%上昇。一方、旅行ツアーと理髪サービス費用、セールの影響で成人向け冬物衣料価格が下落に転じ、レジャー及び文化、、衣料・履物、その他商品及びサービスの価格指数はそれぞれ3.29%、1.97%、1.34%下落した。

今年2月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.57%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料、医療の価格指数がそれぞれ10.34%、6.59%、6.13%の目立った上昇。一方、通信価格指数はそれぞれ2.36%の下落だった。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府では、2014年も市民への電気料金補助の継続や現金支給額の増などの生活援助施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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