マカオLRTが労働節ゴールデンウィークに終電繰り下げ実施

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴールデンウィーク)となるほか、マカオと香港でも飛び石連休となるため、期間中の人流増が予想されている。

 マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として2019年12月に部分開業し、2023年12月に全通を果たしたマカオLRT(Light Rapid Transit)タイパ線につき、5月1日から5日にかけて、終電繰り下げを実施することが4月30日に発表された。運営会社では需要に応じて決定したとし、ゴールデンウィーク期間中の乗客数の動向を注視していくとした。タイパフェリーターミナル駅と媽閣駅における終電の発車時間は午後11時59分になるとのこと。

 現在、マカオLRTタイパ線はタイパフェリーターミナル駅と媽閣駅の間の約12.5キロメートル、12駅の区間で営業運転を行っている。沿線には陸海空の玄関口のほか、大型カジノIR(統合型リゾート)が密集するコタイ地区、著名観光地のタイパヴィレッジ、高層マンションが建ち並ぶタイパ島の新興住宅街などがあり、また延伸開業したマカオ半島南部の媽閣駅は世界遺産・媽閣廟に近く、同駅に交通ハブ機能が設けられていることから、マカオ半島主要エリアへのアクセスも大きく向上した。

マカオLRTタイパ線(資料)=2019年12月10日本紙撮影

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