マカオカジノIR運営SJMホールディングスが2024年1Q業績発表…純収益73%増

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスは5月9日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の監査前業績を発表。

 同社発出資料によれば、今年第1四半期の純収益は前年同時期から73.0%増の69.20億香港ドル(日本円換算:約1381億円)で、このうち子会社に当たるSJMリゾーツのゲーミング(カジノ)粗収益が74.5%増の64.64億香港ドル(約1290億円)に上った。

 また、親会社株主に帰属する損失は0.74億香港ドル(約15億円)だったが、損失幅は前年同時期の8.69億香港ドル(約173億円)から大幅縮小。調整後EBITDAは2687%増の8.64億香港ドル(約172億円)に。

 このほか、今年第1四半期末時点におけるグループの預貯金等は49.52億香港ドル(約988億円)、債務は284.88億香港ドル(約5683億円)とのこと。

 同グループは「リスボア」ブランドのカジノIR(統合型リゾート)施設などを展開し、老舗の事業者として知られる。

大勢の旅客で賑わうグランドリスボア前(資料)=2023年8月、マカオ半島・中区にて本紙撮影

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