3月マカオ国際空港旅客輸送量10%増

マカオ国際空港を運営する澳門国際機場專營公司は4月3日、今年(2014年)3月の旅客輸送量がのべ44万人、フライト数が4,200機となり、前年同月比10%となったことを発表。引き続き好調を維持している。マカオを訪れる旅客が直行便の利用を好む傾向にあるほか、相次いでLCCが就航している点、中国本土旅客がマカオ経由で東南アジアを訪れていることなどが要因。

今年1~3月の第1四半期の旅客輸送量は128万人、フライト数は12,500機となり、前年同期比10%増。マカオ経済の安定的な発展に加え、新規路線の増、増便による選択肢拡大が寄与したとみられる。東南アジアの一部地域で政情不安があった影響で旅客量は減少したものの、中国本土及び台湾路線が好調で、それぞれ20%、14%増となっている。

ジェットスターパシフィックが3月28日に週14便のダナン線、週7便のハノイ線、アモイ航空が3月30日に1日1便の大連線を就航させるなど、新規路線の開設も相次ぐ。現在、マカオ国際空港に乗り入れる航空会社は20、就航都市は37となっており、第2四半期も新路線効果で旅客輸送量、フライト量ともに順調に推移すると期待される。

なお、中国本土以外からのいわゆる国際旅客数は増加しているものの、中国本土旅客の伸びには及ばない。香港も同様の状況にある中、政府及び関連業界では香港地区におけるマカオプロモーションの強化に乗り出すという。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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