マカオ政府文化局が「アートマカオ」出展6作品の寄贈受ける…日本アーティスト2人の絵画も

 マカオ政府文化局(ICM)は6月5日、昨年(2023年)7月から10月にかけてマカオで開催された大規模国際文化芸術祭「藝文薈澳(アートマカオ):マカオ国際アートビエンナーレ2023」に出展された6作品について、参加ユニット及びアーティストから寄贈を受けたことを明らかにした。

 寄贈作品のうち2点は日本アーティストの絵画で、熊野海さんの「Star Birth」と上野裕二郎さんの「廻瀾 ー二頭の龍ー」。前者はスタンレー・ホー・ファウンデーションから、後者はアーティスト自身から寄贈されたものという。

マカオ政府文化局に寄贈された熊野海さんの作品「Star Birth」(写真:ICM)

 同局では、寄贈者に対してマカオの文化事業への支持に感謝の意を表するとともに、寄贈作品はいずれも多元的な文化的価値を有する作品であり、マカオアートミュージアムに収蔵し、同館の現代アートコレクションに新たな風を吹き込むと期待を示した。

 同局として、今後もアートマカオなどの大規模芸術文化イベントの開催を通じ、マカオにおける中華文化と多元的な文化の交流強化を図るとした。

マカオ政府文化局に寄贈された上野裕二郎さんの「廻瀾 ー二頭の龍ー」(写真:ICM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ経済の屋台骨となっているのが、カジノを主としたゲーミング(ギャンブル)産業だ。マカオにはカ…
  2.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオで無資格にも関わらず薬剤の注射による美容医療行為に従事したとし…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は9月6日、今年(2024年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。 …
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun