マカオ、死亡した友人のスマホを入手して不正アクセスにより銀行口座から金を盗んだ男逮捕

 マカオ司法警察局は6月26日、死亡した友人のスマートフォンを使って不正アクセスし、故人の銀行口座から金を盗んだとして40代のマカオ人の男を逮捕したと発表。

 同局によれば、マカオ人の女性から死亡した夫の遺産処理を進める中で、夫の銀行口座から死亡後に2回、合計約13.7万パタカ(日本円換算:約273万円)が外部に送金されていたことがわかったとする通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局の捜査で、故人と友人関係にあった男が容疑者として浮上。6月25日に容疑者が中国本土からマカオ入りした際、イミグレーション施設内で逮捕に成功したという。

 容疑者の男は被害者女性の夫が亡くなった当日に先方宅を訪れ、故人がスマートフォンを購入する際に出資をしたと説明して、これを入手した上、翌日に故人のネットバンキングへ不正にログインし、自身の口座へ送金を繰り返していたとのこと。

 同局では、男を加重窃盗及び不正アクセス罪で検察院送致するとともに、盗まれたカネの行方について捜査を継続するとした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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