マカオ、生後間もない赤ちゃんがマンション内に遺棄される…無事救助、インドネシア人の女逮捕

 マカオ司法警察局は7月1日、マカオ半島西部の沙梨頭エリアにあるマンション内に生後間もない女の赤ちゃんを遺棄したとしてマカオで店舗スタッフとして就労する30代のインドネシア人の女を逮捕したと発表。

 同局によれば、前月(6月)27日夜、生まれたばかりとみられる赤ちゃんが遺棄されているとの通報があったという。発見時、赤ちゃんはマンションの一室の外扉の鍵の部分に吊るされていたビニール袋の中で大人用の洋服に包まれた状態だったという。すぐに消防が赤ちゃんを病院へ搬送し、検査の結果、生後1日未満であることが判明。なお、赤ちゃんの健康状態は良好とした。

 その後、同局が捜査に着手し、容疑者の女の身元を特定。同月29日にマカオ半島下環エリアにある勤務先で容疑者の逮捕に成功したとのこと。女が所持していたスマートフォンからこの赤ちゃんの出産時の写真が見つかり、病院での医師による検査を経て、女が出産後間もない状態であることも確認されたという。

 女は同局の調べに対し、赤ちゃんの父親に関する情報や遺棄した理由について説明できていないが、同局では捜査で得られた情報を総合して女の関与は濃厚とし、女を遺棄罪で検察院送致する方針。

警察による会見の様子=2024年7月1日(写真:マカオ司法警察局)

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