北米からマカオへクーリエ使い大麻密輸…ローカルの男女逮捕

 マカオ司法警察局は7月17日、海外からマカオへ国際クーリエを使って乾燥大麻を密輸したなどとしてマカオ人の男女2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、香港税関当局との間で情報交流及び合同調査を進める中、北米からマカオへ国際クーリエを使って違法ドラッグ入りの国際小包1点が送られたことを掴み、受取人のマカオ人の男の身元を特定したという。

 その後、7月16日夜、男が小包を受け取りに来た際に身柄を確保し、現場で小包を開封検査したところ、中から果実茶のパッケージで偽装した乾燥大麻6袋、計約112.4グラムを発見。これを受け、男の自宅の捜索に着手し、宅内にいたマカオ人の女1人の身柄を確保するとともに、乾燥大麻約5グラム、研磨器、吸引器具などを発見するに至ったとのこと。本件で押収した乾燥大麻の総量は約117.7グラム、末端価格にして11万7400パタカ(日本円換算:約235万円)に上るとした。

 両人は同局の調べに対していずれも違法ドラッグ吸引習慣があることを認め、男は乾燥大麻の出所について、インターネット通販で購入し、果実茶に偽装してマカオへ送ったなどと供述。同局では、捜査で得られた情報を総合し、女を不法麻薬・向精神薬吸引、不適当器具・設備所持の罪で、男についてはこれらに密売の罪を加えて検察院送致する方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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