マカオ、自称「賭神」の中国人逮捕…知人から賭博投資名目で約360万円騙し取る

 マカオ司法警察局は7月18日、知人の男性から投資名目で預かった資金を詐取したとして30代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。

 同局の発表によれば、同月13日、昨年(2023年)10月にスマートフォンのSNSアプリを通じて知り合った知人の男に賭博術に精通しておりカジノのバカラゲームで必ず勝てる上、元本保証と定期配当の協議書に署名もするからと自身の賭博へ投資するよう勧誘され、これを信じて20万人民元(日本円換算:約433万円)を投資したが、初期に一部配当があったのみで、以降はなんら配当がなく、言い訳を繰り返され、今年5月頃から連絡が取れなくなったとする詐欺被害の通報が寄せられたという。被害者が報告した被害額は約18万パタカ(約360万円)。

 通報を受けた同局が容疑者の男の身元を特定し、17日夜、男がマカオ国際空港から出境しようとしていたところを逮捕に成功。この際、詐取したカネの一部とみられる現金6000香港ドル(約12万円)を所持していたとのこと。男は同局の調べに対して犯行を認めた上、実際には賭博術も必勝法も知らず、詐取したカネの行方については大半をカジノで使い果たしたなどと供述。同局では男を巨額詐欺罪で検察院送致する方針とした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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