マカオで中国本土旅客の女に売春場所と用品提供…地元の男逮捕

 マカオ治安警察局は7月27日、中国本土旅客の女に売春場所と用品を提供したとしてマカオ人のの60代の男1人を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月24日夜、同局の警察官がマカオ半島北部の祐漢エリアでパトロールを行っていた際、通行人の男性に売春の客引きとみられる声がけを続けている女1人を発見。女に対する職務質問を行ったところ、中国本土から旅客の立場でマカオ入りし、マカオ人の男を通じて1日450パタカ(日本円換算:約8600円)で”仕事場所”の部屋を借り、路上で客引きを行う際にはこの男が見張り役を務め、用品の提供を受けていたなどと説明。女はこれまでに約1万パタカ(約19万円)の利益を得ていたとのこと。

 同時刻、警察官が付近にいた不審な男についても職務質問をしたところ、上述の女に仕事場所と用品を提供したことを認めたが、その他の質問については否認及び回答を拒否したという。

 同局では、男について、捜査で得られた情報を総合してその関与は濃厚と判断し、管理売春罪で検察院送致する方針。なお、女についても中国本土からツーリストの立場で入境しており、入境目的に合わない活動に従事したとして入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

 祐漢エリアはマカオ警察当局による街娼に対する取り締まりが高頻度で行われている場所のひとつ。

管理売春事案に絡み警察署へ移送された男(写真:マカオ治安警察局)

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