マカオ、2024年上半期の対外商品貿易統計公表…輸出額4.0%増も輸入額は10.2%減に

 マカオ政府統計・センサス局は7月30日、今年(2024年)6月及び上半期の商品貿易統計を公表。

 今年上半期の対外商品貿易総額は前年同時期から9.0%減の707.0億パタカ(日本円換算:約1兆3597億円)だった。貨物輸出総額は4.0%増の66.2億パタカ(約1273億円)で、このうち再輸出が4.5%増の58.9億パタカ(約1133億円)、マカオ製の商品の輸出が0.2%減の7.3億パタカ(約140億円)。貨物輸入総額は10.2%減の640.8億パタカ(約1兆2324億円)となり、貨物貿易赤字は75.0億パタカ(約1442億円)縮小の574.7億パタカ(約1兆1053億円)に。

 今年上半期の輸出先別では、中国本土が2.7%増の4.1億パタカ(約79億円)、香港が6.2%減の45.4億パタカ(約873億円)、米国が29.9%減の1.5億パタカ(約29億円)、EUが67.1%増の1.2億パタカ(約23億円)。品目別では、非紡績商品が3.6%増の59.0億パタカ(約1135億円)、紡績品・衣料についても6.9%増の7.1億パタカ(約137億円)。

 輸入品の原産地別では、EUが18.6%減の193.5億パタカ(約3723億円)、中国本土が2.4%減の183.9億パタカ(約3538億円)、香港が9.5%増の35.1億パタカ(約675億円)。輸入元別では、香港が13.9%減の505.3億パタカ(約9723億円)、中国本土が5.6%増の101.3億パタカ(約1949億円)。品目別では、消費財が15.3%減の465.4億パタカ(約8955億円)。このうち食品・飲料が17.8%減の104.2億パタカ(約2005億円)、ゴールド製ネックレスが15.4%減の58.1億パタカ(約1118億円)、コスメ・スキンケア製品が27.5%減の51.1億パタカ(約983億円)。このほか、燃料・潤滑油は16.8%増の38.0億パタカ(約731億円)、携帯電話は37.0%減の16.8億パタカ(約323億円)、建築資材は26.7%減の11.2億パタカ(約216億円)に。

 今年6月単月では、貨物輸出総額が前年同月から9.4%減の10.7億パタカ(約206億円)。再輸出は11.7%減の9.3億パタカ(約179億円)で、カジノ用製品と機械設備・パーツがそれぞれ91.7%、22.8%減だった一方、コスメ・スキンケア製品と衣料品はそれぞれ35.1%、31.2%増に。マカオ製の商品の輸出は8.5%増の1.5億パタカ(約29億円)となり、このうちペイストリーと医薬・有機化学製品がそれぞれ82.0%、27.0%増、衣料品は3.8%減。貨物輸入総額は14.5%減の101.6億パタカ(約1955億円)。このうちコスメ・スキンケア製品、香水、ゴールド製ネックレスがそれぞれ46.3%、45.7%、42.6%減、カジノ用製品、小型車はそれぞれ1.1倍、41.4%増。単月の貨物貿易赤字は90.8億パタカ(約1747億円)。

 今年第2四半期の貨物輸出総額は前年同時期から3.5%増の33.2億パタカ(約639億円)、貨物輸入総額は11.5%減の317.4億パタカ(約6107億円)、貨物貿易赤字は284.2億パタカ(約5468億円)。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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