マカオ、2024年2Qの新設企業数が前の四半期から増も登録資本金は減

 マカオ政府統計・センサス局は8月5日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の企業統計を公表。

 今年第2四半期の新規設立企業数は前の四半期から62社増の1179社、解散企業数は137社増の365社で、814社の純増。新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が372社、ビジネスサービス業が339社で大半を占めた。

 登録資本金は24.2%減の1.5億パタカ(日本円換算:約26.7億円)で、前年同時期に資本規模の大きい金融業及びハイテク科学技術製品関連企業の設立があったことが減少の主要因。

 新設企業の資本金の出所については、中国本土からが9358万パタカ(約16.6億円)、マカオからが5015万パタカ(約8.9億円)となり、全体に占める割合はそれぞれ61.0%、32.7%。広東省の大湾区(グレーターベイエリア)内の都市からは3295万パタカ(約5.9億円)、中でもマカオの隣に位置する珠海市が62.4%を占めた。香港からは808万パタカ(約1.4億円)。

 新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約89万円)以下が全体の67.8%を占める799社、合計資本金は全体の13.4%に相当する2060万パタカ(約3.7億円)。一方、100万パタカ(約1778万円)以上は24社、合計資本金は全体の54.8%に相当する8412万パタカ(約15.0億円)。

 今年上半期の新規設立企業数は2296社、解散企業数は593社で、1703社の純増。上半期の登録資本金総額は3.6億パタカ(約64.0億円)。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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