マカオ開催の国際カジノ展示会「G2Eアジア」が2025年の会期発表…3年連続「アジアンIRエキスポ」併催

 国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は8月9日、マカオで年に一度恒例開催している大規模ゲーミング(カジノ)関連エキジビション「G2Eアジア」について、来年(2025年)の会期を発表した。

 次回G2Eアジアの会期は2025年5月7日から9日までの3日間、会場は例年通りコタイ地区にある統合型リゾート(IR) ヴェネチアンマカオ併設のコタイエキスポホールで、ノンゲーミングにスポットを当てた「アジアンIRエキスポ」を3年連続で併催するとのこと。

 同社によれば、今年6月初旬に開催された両展の会場面積は約2.2万平米、出展者数は100以上、来場者は6300人超に上り、来場者のうち65%が中華圏以外の国際市場だったという。

「G2Eアジア2024」会期初日のエキジビションフロアの様子(写真:Reed Exhibitions)

 また、来年は12月10〜11日にフィリピンのマニラ・マリオットホテルで「G2Eアジア@フィリピン」の開催も計画していることを明らかにした。マカオ開催のG2EアジアとアジアンIRエキスポではアジア全体のゲーミング、エンターテインメント、IR産業に全面的なエキジビション体験と幅広いマーケティング機会を提供し、フィリピン展では同国内のゲーミング市場の交流深化による業界内の協力促進プラットフォームの位置付けとして差別化を図るという。

 G2Eアジアはアメリカゲーミング協会とリード・エグジビションズの共催で2007年にスタートし、2019年まで13年(回)続けて マカオで開催されてきたが、コロナ禍で2020年から2022年まで開催見合わせが続き、2023年に4年ぶりのマカオでのリアル開催が復活。2024年はマイルストーンとなる15回目の開催となった。

「アジアンIRエキスポ2024」オープニングセレモニーの様子(写真:Reed Exhibitions)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオで2つの統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は9…
  2.  マカオの新公立病院「マカオ協和医院(正式名称参考日本語訳:離島医療コンプレックス北京協和医院マカ…
  3.  マカオ政府保安司司長弁公室は9月16日に会見を開き、今年上半期(2024年1〜6月)の犯罪統計及…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が9月16日に公表した最新統計によれば、今年(2024年)8月の住宅売…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は9月16日、今年第2四半期(2024年4〜6月)のマカオ市民の文化活…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun