マカオ治安警察局が市内各所で一斉取り締まり展開…違法売春従事の女2人検挙

 マカオ治安警察局は8月14日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を目的とした大規模作戦「落雷2024」の展開を続ける中、同月13日から14日にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには治安警察局のマカオ警務庁、海島警務庁、交通庁、情報庁、特警隊及びその管轄下にある警察犬チームから85人が参加し、市内にある多くの簡易宿泊施設に対するパトロール及びマカオ半島の北区・新口岸区、カジノを含む統合型リゾート(IR)施設が集積するコタイ地区のコタイストリップ一帯で職務質問を強化して臨んだほか、各所での交通検問を実施したとのこと。

 期間中、計291人(男174人、女117人)に対する調査を行い、このうち女2人について違法売春従事が認められたため検挙し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。また、住宅の一室が無認可宿泊施設として使われている疑いが浮上し、宿泊施設を管轄する旅遊局の確認を経て封鎖に至ったという。

一斉取り締まりで検挙された女ら(写真:マカオ治安警察局)

 交通検問については車両21台に対する調査を行い、違反は1件(無保険)だったとのこと。

 同局では、今後もマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて臨機応変に対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び取り締まりを実施することで、市民と旅客の生命と財産の安全保障、公共の安全と秩序の確保、マカオの良好な治安環境の保護に努めるとした。

 このところ治安警察局、司法警察局、海關(税関)が連日市内各所で取り締まりを強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

封鎖された無認可宿泊施設の入口(写真:マカオ治安警察局)

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