マカオ、8月24日の単日平均インバウンド旅客数が今夏最多の16.6万人に…コロナ前2019年同時期の最多を7.5%上回る

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月25日、夏休みシーズンが終盤を迎える中、マカオにおけるインバウンド旅客数は理想的な状況を維持しているとした上、前日(24日)の臨時データによる単日インバウンド旅客数が16万6562人(延べ、以下同)に達し、今年7月以降の最多を記録するとともに、コロナ前2019年同時期の最多を7.5%上回ったことを明らかにした。

 今夏ここまで(7月1日〜8月24日)の総インバウンド旅客数は590万2213人(単日平均10万7313人)で、2019年同時期からの回復率は91.9%だったとのこと。中国本土・香港・台湾からを除く国際旅客ソースに限ると総数が30万2229人(単日平均5495人)、2019年同時期からの回復率は74.9%。

 今年上半期(1〜6月)累計の総インバウンド旅客数の2019年同時期と比較した回復率は82.4%、国際旅客ソースについては67.2%だったことから、夏季に入って大きく回復が進んだことがわかる。

 マカオでは昨年1月初旬からアフターコロナがスタートし、インバウンド旅客の急回復が進んだ。今年については、2019年との比較でどの程度まで回復が進むか、また政府が旅客ソースのダイバーシティ化を推進する目標を掲げ、各種施策を打ち出す中、国際旅客ソースの動向が注目点となる。

夏休みシーズン終盤を迎えても多くの旅客で賑わうマカオの観光名所周辺の様子(資料)=世界遺産・セナド広場(写真:MGTO)

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