マカオのカジノで偽札使った中国人の男逮捕=ペルーの旧紙幣を香港ドルに見せかけ

 マカオ司法警察局は8月26日、マカオ半島中区にあるカジノ施設で偽の香港ドル紙幣を使ったとして30代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月24日未明にカジノ施設から単独でキャッシャー窓口を訪れ、造りが荒い”1000香港ドル”の偽札14枚ゲーミングチップとの両替を要求した男がいたため、警備員が身柄を取り押さえたとする通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が現場で男が所持していた偽札を確認したところ、本物と色、紙質、図柄などが異なり、中央部に”香港匯豐銀行港幣壹仟圓(HSBC1000香港ドル)”の文字が印刷されただけの明らかな偽札で、その後の鑑定を経て南米ペルーの現在は流通していない旧紙幣であることが明らかになったという。

 男は同局の調べに対して協力を拒否しているというが、同局では捜査で得られた情報を総合し、男を偽造紙幣行使罪で検察院送致するとした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  4.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …
  5.  マカオ政府統計・センサス局は11月20日、今年第3四半期(2024年7〜9月)の金融業人材需給及…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun