第32回マカオ国際花火コンテストに日本・丸玉屋小勝煙火店を含む10か国の代表が出場…9〜10月の5夜にわたり開催

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月28日、同局が主催する今年(2024年)第32回「マカオ国際花火コンテスト」の開催概要を発表。

 マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となる。

 今大会は中華人民共和国の建国75周年とマカオの中国復帰25周年を記念して盛大に行うとし、開催日は9月7*、14、21日、10月1日、6日の5夜で、各夜2チームずつ(午後9時と午後9時40分)が打ち上げを行う。打ち上げ会場は例年通りマカオタワー正面海上。出場国は第1夜=9月7日がロシアとフランス、第2夜=9月14日がカナダとタイ、第3夜=9月21日がスペインとフィリピン、第4夜=10月1日が中国とイタリア、第5夜=10月6日が日本とポルトガルとのこと。(*9月9日追記:台風11号の影響で延期となった9月7日分は「9月15日」に変更)

「マカオ国際花火コンテスト」のイメージ(資料)=マカオ半島・民國大馬路(写真:MGTO)

 なお、日本代表として出場するのは、前年に続いて東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店。1864年創業、約150年の歴史を持つ老舗で、マカオ国際花火コンテストでは2019年、2016年、1993年大会で3度優勝したほか、2018年大会2位、2023年大会3位という成績を残している。同社を含む日本代表についても、優勝9回、2位6回、3位3回を誇る。

 参考までに、MGTOでは最良の鑑賞候補地としてマカオ半島の「観音像〜観音像休憩区」、「マカオ科学館前防潮堤」、「沙格斯大馬路(マンダリンオリエンタルマカオ近く)」、「南灣・雅文湖畔(アニム・アルテ・ナンワン)」とタイパ島北部の「海洋大馬路一帯」を挙げた。打ち上げ日の午後5時から午後11時まで、マカオ科学館前防潮堤にイベント会場が設けられ、グルメ屋台が出るほか、ステージパフォーマンスなどの各種プログラムも用意されるという。

第32回「マカオ国際花火コンテスト」の告知ビュジュアル*日程変更反映した更新版(画像:MGTO)

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