バドミントンのマカオオープンが5年ぶり開催…日本選手も出場予定=9月24〜29日

 マカオの統合型リゾート(IR)運営企業サンズチャイナリミテッドとマカオバドミントン連盟は9月10日に会見を開き、マカオ政府体育局の支援を得て(2024年)9月24日から29日の6日間にわたってマカオイーストアジアンゲームス体育館(通称:マカオドーム)で開催する「サンズチャイナリミテッド マカオオープンバドミントン2024(Sands China Ltd. Macau Open Badminton 2024)」の詳細を発表した。

 マカオオープンバドミントンはHSBC BWFワールドツアー・スーパー300のイベントとして2006年から2019年まで毎年マカオで開催されてきたが、コロナ禍で2020年以降は開催がなく、今大会は5年ぶりの復活開催となる。

 今大会はパリ五輪後にマカオで開催される初めての世界レベルのバドミントン大会で、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの5種目で構成。賞金総額は21万米ドル(日本円換算:約3千万円)とのこと。

 今大会には世界30ヶ国・地域の375選手からエントリーがあり、259選手が出場権を獲得。主催者発表によれば、女子ダブルスで世界ランク5位の中国・張殊賢選手、今年のパリ五輪男子ダブルスで金メダルを獲得したチャイニーズタイペイ・王斉麟選手、香港男子シングルスの李卓耀選手と伍家朗選手、香港混合ダブルスの鄧俊文選手と謝影雪選手、タイのスターとして知られるラチャノック・インタノン選手、高校1年生で女子シングルス世界ジュニアチャンピオンに輝いた日本の宮崎友花選手、マカオオープン2018と2019の優勝者であるカナダのミシェル・リー選手らトップ選手が名を連ねるほか、地元マカオから5選手が出場するという。

「サンズチャイナリミテッド マカオオープンバドミントン2024」詳細発表会見の様子=2024年9月10日(写真:Sands China Ltd.)

 今大会のチケットはマカオのチケット会社Macau Ticketのネットワークを通じて9月11日から販売開始に。価格は9月24〜27日が150パタカ(約2650円)、9月28〜29日の準決勝及び決勝が400パタカ(約7060円)で、すべて自由席。HSBCのクレジットカードで購入する場合は15%オフ、また早期購入として9月22日までに購入する場合はマカオ居民が50%オフ、非居民が20%オフになるとした。

 なお、今大会の準決勝と決勝の模様は世界バドミントン連盟(BWF)の公式YouTubeチャンネル「BWF TV」でライブストリーミングされる予定とのこと。

 サンズチャイナリミテッドでは、20年以上にわたってマカオに根ざす総合観光レジャー企業として、これまでマカオで多くのスポーツイベントの開催を支援し、ローカルコミュニティにおけるスポーツ振興、また海外からの観光客及びスポーツ選手のマカオ誘致によるマカオ体験機会の提供に取り組んでおり、今大会への支援は企業の社会的責任(CSR)への取り組みとマカオ政府が目指す「観光+スポーツ」経済多元化目標へのコミットの一環とした。

「サンズチャイナリミテッド マカオオープンバドミントン2024」告知ビジュアルイメージ(画像:Sands China Ltd.)

関連記事

最近の記事

  1.  香港に隣接する広東省深セン市で9月18日朝、日本人学校に通う児童が登校中に刺されて負傷する事件が…
  2.  マカオ金融管理局(AMCM)は9月19日、政策金利にあたる基準金利を50ベーシスポイント引き下げ…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオ司法警察局は9月17日、マカオの高齢者を狙った特殊詐欺(電話詐欺)事案に関与したとして中国…
  5.  マカオ治安警察局は9月17日、マカオでロシア人旅客の女2人に対して違法売春活動の支援、手配を提供…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun