第6回マカオ行政長官選挙、立候補届の受付期間が終了…提出者は岑浩輝氏のみ

 マカオは今年(2024年)五年に一度のマカオ特別行政区行政長官選挙イヤーを迎えている。マカオ行政長官はマカオの首長にあたり、今年の第6回行政長官選挙は10月13日に実施されることが決まっている。

 マカオ行政長官選挙管理委員会は9月13日に会見を開き、立候補届にあたる提名表(行政長官選挙委員会の委員が自らの支持を表明する署名を入れるためのフォーム)の提出期間内(2024年8月29日から9月12日まで)に必要書類を提出したのは(元・マカオ終審裁判所長の)岑浩輝(サン・ホウファイ)氏(62)の1人のみだったと発表。

 同委員会によれば、岑浩輝氏は(400人いる)行政長官選挙委員会の委員の中から386人の署名を入れた提名表及び「中華人民共和国マカオ特別行政区基本法」擁護と中華人民共和国及びそのマカオ特別行政区への忠誠声明書を提出しており、同委員会がこれらについての妥当性審査を進めると同時に、資格審査のためマカオ特別行政区国家安全保障委員会へ立候補者の情報を送付したとのこと。

 同委員会主席の宋敏莉氏は会見の中で、妥当性審査の結果は遅くとも9月18日までに公表し、これに対して異議が出ない場合、遅くとも20日までに候補者リストを確定するとした。

 このほか、選挙活動期間は9月28日から10月11日とし、同委員会が期間初日の9月28日午前10時に立候補者による綱領演説と質疑応答を中葡綜合體展覧館(中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックス)で行い、その模様はテレビ及びオンラインで中継すること、10月13日の投票場所についても同じく中葡綜合體展覧館とすることを明らかにした。

マカオ行政長官選挙選挙委員会による会見の様子。中央が同委員会主席の宋敏莉氏=2024年9月13日(写真:GCS)

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