マカオ、MGMコタイのAjiレストランがシンガポール人料理長による”アジアン・ビストロノミー”コンセプトの新メニュー導入

 マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は9月25日、コタイ地区にある傘下のIR「MGMコタイ」に併設するシグネチャーレストランのひとつ「Aji(アジ)」について、シンガポール人の潘思薈(パン・シフイ)氏が料理長に就任し、オーセンティックなアジアの味に西洋料理のテクニックを取り入れた”アジアン・ビストロノミー”をコンセプトとする新メニューの提供をスタートしたと発表。

 ”ビストロノミー”とは、カジュアルなビストロスタイルとガストロノミックなメニューを組み合わせた料理スタイルの造語。藩シェフはシンガポールで生まれ育った後、権威ある料理教育機関として知られるキュリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカを卒業。これまで北京、上海、シンガポール、カンボジアのインターナショナルホテル及び高級レストランなどで15年にわたる経験と複数の受賞歴を持ち、東南アジア固有の食文化への深い造詣と確かな西洋料理の技術を生かし、アジアン・ビストロノミーという新コンセプトを体現する大胆かつ精緻な料理の数々で新生Ajiを訪れるゲストの目と舌を魅了するとした。

「Aji」の料理長・潘思薈氏と新メニューの例(写真:MGM)

 シグネチャーメニューとして、「キングサーモンのワサビクリームとマンゴーターメリック添え」、「ロブスターのテルミドール、塩漬け卵とすだちコンテチーズソース」、日本のすき焼きを現代風にアレンジしたユニークな「A4和牛と手延べ柚子そうめん、焼き舞茸添え」などがあり、どの料理も世界中から取り寄せた旬のプレミアム素材を使っているとのこと。

 このほか、AjiはMGMコタイの中央に位置するアトリウム「スペクタクル」を一望できる開放的な雰囲気で、食事と合わせてアトリウムで上映されるテクノロジーとアートを組み合わせたショーも楽しめるという。店内にはバーコーナーもあり、アジアンテイストの各種創作カクテルをラインナップする。

アジアン・ビストロノミーをコンセプトに生まれ変わった「Aji」(写真:MGM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は9月27日、今年(2024年)6〜8月期の雇用統計を公表…
  2.  マカオにとって最大の旅客ソースにあたる中国本土で大型連休(10月1〜7日の7連休)となる国慶節ゴ…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は9月25日、前日(24日)夜にマカオ半島北部・祐漢エリアの騎士馬路にある…
  4.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  5.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は9…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun