新禁煙法の検挙者19,179人―12年1月-14年4月
- 2014/5/15 8:03
- 社会・政治
マカオ政府衛生局は5月14日、新禁煙法が施行された2012年1月1日から今年(2014年)4月30日までの間の規制区域における喫煙者の検挙状況を発表した。取締官の巡回場所は510,420箇所、1日平均600箇所で、累計検挙者数は19,179人となった。
今年(2014年)1月1日から4月30日までの巡回場所は95,265箇所、1日平均794箇所で、検挙数は2,852件、うち2,846件が規制区域での喫煙、3件がたばこ製品を客が直接手に取ることができるやり方で販売、3件が基準に合わないパッケージのタバコを販売したもの。規制場所での喫煙事案のうち、男性が全体の92.9%を占める2,643人、女性が同7.1%の203名、また、65.5%にあたる1,863人がマカオ市民、31.1%にあたる884人が域外からの観光客、3.5%にあたる99人が非マカオ籍労働者。検挙者が最も多かったのがネットカフェで、21.2%にあたる884人、ゲームセンターが19.3%にあたる551件、公園・フラワーガーデン・休憩所が12.4%にあたる354件。また、総検挙数のうち黒沙環と塔石地区がそれぞれ約30%を占め、うち102件が警察部門の協力を必要とした。罰金の納付状況では、全体の76.5%にあたる2,181人が納付済み。
カジノ内分煙の状況については、衛生局と博彩監察協調局が共同で152箇所のカジノを巡回し、123件の違法喫煙者を検挙した。うち男性が95.1%を占める117名、女性が4.9%の6名、また、域外からの観光客が81.3%の100名、マカオ市民は18.7%の23名だった。
市民からの電話による通報も相次いでいるという。衛生局では、違法な喫煙をしないよう、あらためて市民や観光客へ呼びかけている。
このほか、2013年に衛生局が運営する禁煙カウンセリングサービスの受診者は1,589人で、禁煙成功者は181人だった。禁煙カウンセリング受診者数は2012年の1,620人からほぼ横ばい。