2011年直接投資統計発表

マカオ政府統計調査局は27日、2011年直接投資統計を発表。域外資本によるマカオへの外来直接投資額は51.9億パタカとなり、対前年174.7億パタカの大幅減少。

減少の主な要因は企業による株主配当の増による資金の流出という。地域別では英領ヴァージン諸島(B.V.I.)84.3億パタカ、米国33.5億パタカ、中国大陸22.9億パタカが上位を占めた。新規投資は文化・レクリエーション業及びサービス業42.5億パタカ、ホールセール及びリテール業32.1億パタカ、金融業16.1億パタカに集中している。また、2011年のマカオ企業による域外直接投資額は9.7億パタカとなり、前年直接投資純流入は42.2億パタカに。

2011年、外来投資家がマカオで得た直接投資収益は467.1億パタカで、対前年183.6億パタカと大幅増。中でもカジノ業による同収益は過去最高の309.0億パタカに上り、全体の66.1%を占めるに至った。なお、マカオ企業が域外直接投資により得た収益は12.8億パタカ。

2011年末までの外来直接投資額累計は1,189.0億パタカに達し、2010年と比較して98.6億パタカの増。業界別ではカジノ業が678.0億パタカ、金融業が255.0億パタカ、ホールセール及びリテール業が105.5億パタカ。地域別ではケイマン諸島410.8億パタカ、香港310.9億パタカ、英領ヴァージン諸島186.1億パタカが主。

マカオ企業による在外直接投資累計は総額53.8億パタカで、対前年9.7億パタカ増。うち香港における直接投資が44.7億パタカを占める。

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