取引件数減も価格上昇—14年第1季民間建築及び不動産交易統計

マカオ政府統計調査局は5月16日、今年(2014年)第1季の民間建築及び不動産交易統計を発表。期内に印紙税の納付が完了した建物及び駐車場売買件数は前年同期比6%減の3,846ユニット、取引金額は225.2億パタカで直前期から横ばいだった。

住宅単位の売買は前年同期比21%減の1,980ユニット、総価値は同16%減の121.9億パタカ。このうち、未完成物件が245ユニットで32.2億パタカ、現物物件が1,735ユニットで89.7億パタカ。

平米実用面積あたりの平均価格は88,958パタカで前年同期比3%上昇。このうち、現物住宅の平均価格は80,100で4%上昇、タイパの住宅平均価格は16%上昇、マカオ半島は直前期から横ばい。現物住宅の取引が多かった地区はタイパ中心部が240ユニットで平均平米価格91,634パタカ、黒沙環埋立エリアが209ユニットで98,644パタカ、黒沙環及び祐漢エリアが160ユニットで70,274パタカ。

未完成物件の平均平米価格は前年同期比4%上昇となる125,987パタカ。マカオ半島およびコロアンがそれぞれ32%、10%の上昇だったが、タイパは11%下落となった。未完成物件の取引が多かった地区はマカオ半島の外港及び南灣湖埋立エリアの55ユニットで平均平米単価172,603パタカ、タイパ中心エリアが50ユニットで159,926パタカ、コロアンが40ユニットで119,732パタカ。

築20年以上の住宅の売買は869ユニット(うち黒沙環及び祐漢エリアが112ユニット、新橋エリアが101ユニットを占める)あり、平均平米単価は前年同期比4%上昇の62,467パタカ。築11~20年の住宅の売買は585ユニット(うちタイパ中心エリアが141ユニット、黒沙環埋立エリアが102ユニットを占める)あり、平均平米単価は12%上昇の80,832パタカ。築5年以下の住宅の売買は168ユニット(うち黒沙環埋立エリアが45ユニット、タイパ中心エリアが31ユニットを占める)あり、平均平米単価は14%下落の111,660パタカ。

実用面積別の分析では、50~99.9平米の住宅ユニット843ユニットの平均平米価格が1%下落の81,613パタカ、50平米以下の小型住宅735ユニットが10%上昇の80,129パタカ。

オフィス物件の平均価格は前年同期比23%上昇の113,824パタカ。工業物件は同22%上昇の46,577パタカ。

今年第1季に締結された不動産売買契約は2,459件、関連する不動産は3,018項目で、3%増。住宅ローン締結件数は3,008件、関連する不動産は4,661項目で、8%上昇。

民間建築については、第1季に新たに着工したビルの建築面積は1,374,814平米、804ユニット分。同期内に完成した物件の建設面積は16,966平米、105ユニット分。

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

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