マカオ大橋の開通から約3週間…並行する友誼大橋の混雑緩和進む、交通事故も大幅減

 マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte Macau)」が開通(2024年10月1日)してから3週間余りが経過した。

 マカオ大橋は、マカオ半島東側沖合の新興埋立地「新城A区」(港珠澳大橋珠海・マカオ側人工島に隣接)の東側とタイパ島の北安地区を結ぶ通行料金不要の自動車専用橋で、本線部の総延長は約3キロメートル。並行する友誼大橋のピーク時間帯の通行量の分担が期待されている。

 マカオ政府交通事務局は10月26日、マカオ大橋の開通直前(9月)と開通から直近まで(10月1〜24日)との友誼大橋の交通量の変化に関するデータを公表。9月の友誼大橋の1日平均PCU(乗用車換算台数)が9万1600台だったのに対し、10月1〜24日では7万5900台となり、約17%減だったという。同局による開通2週間目時点のデータでは約10%だったことから、マカオ大橋へのシフトが進んでいることがわかる。マカオ大橋の最近10日間の1日平均PCUは約2万台とのこと。

 また、9月1〜24日の友誼大橋における交通事故の発生件数は90件、10月1〜24日では51件で、約43%の大幅減に。

 同局では今後も引き続きマカオ大橋と友誼大橋及び周辺道路の交通状況を注視するとともにデータ分析を行い、適宜周辺における信号のタイミング調整など改善を進めるとした。

開通直後の「マカオ大橋」。手前がタイパ島側=2024年10月1日(写真:GCS)

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