先に実施された第6回マカオ特別行政区行政長官選挙で98.99%の高い得票率で当選した元・マカオ終審裁判所長の岑浩輝（サン・ホウファイ）氏（62）が第6代マカオ特別行政区行政長官任命に関する諸手続きのため10月31日から11月2日の予定で北京を訪問している。

　マカオ政府の発表によれば、11月1日午後、中国の習近平国家主席が人民大会堂で中央政府から第6代マカオ行政長官任命された岑浩輝氏と面会を行ったとのこと。また、習主席の立ち会いのもと、李強国務院総理が岑氏へ第6代マカオ行政長官任命書（国務院第794号令）授与したという。

　マカオ行政長官は中華人民共和国マカオ特別行政区の首長にあたり、任期は5年、連任は2期までとされている。現任の賀一誠（ホー・ヤッシン）行政長官は1期目で、今年12月19日をもって任期満了で退任し、岑氏が12月20日に就任する予定。