マカオ政府金融管理局は5月19日、今年（2014年）3月の対住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。新規貸付額は住宅向け、商業向けともに増。未返済ローン残高についても住宅、商業向けとも増。

3月の新規住宅ローン貸付承認総額は35億パタカで、前月比38.0%増。うち、マカオ居民が占める割合は98.1%。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが38.0%、非居民向けが36.4%のそれぞれ増となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は13.9%増。

未完成物件に対する新規貸付は1億1600万パタカで、前月比16.1%減。昨年同期との比較では25.0%増。

商業物件への新規貸付は前月比24.6%増の94億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが72.4%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが9.2%減、前年同月比では287.8%増。

3月末締めの住宅ローン未返済比率は0.06%で、前月、前年同時期からそれぞれ0.01ポイント上昇。商業物件向けローンの未返済比率は前月末と同水準の0.05%、前年同時期と非比較では0.08ポイント下落。

不動産マーケット（写真はイメージ）―本紙撮影