新レジデントショー『マカオ2049』が上演開始…現地IR運営MGMが映画監督チャン・イーモウ氏と組み制作

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)と世界的に著名な中国の映画監督であるチャン・イーモウ(張芸謀)氏がタッグを組んで制作したことで注目を集める新レジデントショー『Macau 2049(マカオ2049)』が(2024年)12月15日に同社傘下のIR施設MGMコタイにあるMGMシアターで上演開始となった。

 同作品は8チャプター構成で、上演時間は約80分。中国の無形文化財に焦点を当てた内容で、観劇を通じて中国各地をバーチャル旅行し、その多様な習慣や文化を楽しめる内容で、世界20ヶ国・地域の現代技術を採用した演出との融合による新解釈が見どころとのこと。世界中からマカオを訪れる観客が中国の伝統文化をより深く理解できるよう、ショーの説明は8ヶ国語で行われるという。

『マカオ2049』上演初日の会場の様子=2024年12月15日(写真:MGM)

 MGMでは、同作品が中国の無形文化財を世界へ紹介する世界トップクラスのプラットフォームとして機能するだけでなく、多文化交流の画期的な舞台となることで、「舞台芸術の都」としてのマカオのポジションを一層強固なものとし、マカオの文化観光産業に新たな活力を与えていきたいとしている。

 同作品のチケット情報など詳細はMGMの特設ホームページ(https://www.mgm.mo/en/cotai/entertainment/Macau2049)で確認することができる。

多くの先端技術を融合させ中国の無形文化財に新たな解釈をもたらす『マカオ2049』の1シーン=2024年12月15日(写真:MGM)

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