マカオ国際空港が中国のオンライン旅行大手と組みライブコマースを初実施

 マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は12月27日、同空港が来年開港から30周年を迎えることを記念し、中国のオンライン旅行プラットフォーム大手の「同程旅行(トンチョントラベル)」と組み、同月26日に2時間にわたってライブコマースを実施したと発表。

 同社によれば、ライブコマースは同空港にとって初めての取り組みだったとのこと。

 今回のライブコマースは同空港の出発フロア(制限区域外)に設けた簡易スタジオから放送され、CAMのマーケティング部代表者と同程旅行オフィシャル司会者が出演。両者から旅行先としてのマカオの魅力、マカオ国際空港のサービス、乗り継ぎの利便性、路線ネットワークなどの紹介とともに、視聴者に対して往復航空券の即時割引を提供したという。

 視聴者数は160万人近くに上り、130万人民元(日本円換算:約2808万円)を超えるマカオ往復航空券を売り上げたという。

 同社では、今回のライブコマースは大きな反響があり、顕著な成果を上げたとし、今後より多くのオンライン旅行プラットフォームと組み、さまざまな宣伝やプロモーション活動を展開し、旅客に対してマカオ国際空港の利用をアピールしていきたいとした。

マカオ国際空港が同程旅行と組み実施したライブコマースの様子=2024年12月26日(写真:CAM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は12月28日、マカオ半島北部に位置する祐漢エリアの路上で前日の未明に発生した強…
  2.  マカオ司法警察局は12月28日、高利でカネを貸し付けた上、返済不能に陥った債務者を監禁したとして…
  3.  マカオ政府交通事務局(DSAT)は12月27日、大晦日の夜にマカオ各所でカウントダウンイベントの…
  4.  マカオ政府が経済ダイバーシティ化の一環、また「舞台芸術の都」を築く目標に沿ってコタイ地区の南東部…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年1月号
(vol.139)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun