マカオ、今年2例目の輸入性デング熱感染確認…患者にタイ渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月3日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認したと発表。マカオでデング熱感染例が出現するのは2日連続となる。

 今回感染確認された患者はマカオ人の男性(29)で、潜伏期間を含む前月(12月)の20日から29日にかけて前日感染確認された(今年第1例)友人とともに旅行でタイを訪れていたとのこと。患者のデング熱の型は第一例と同じくⅢ型で、容体は安定しているという。同局では、患者の自宅及び主な活動地点付近で蚊の駆除を実施する予定とした。

 デング熱は蚊を媒介とする感染症。一昨年のマカオにおけるデング熱感染確認は7例で、すべて輸入性だったが、昨年は輸入性感染が2月(1件)、5月(1件)、6月(2件)、7月(1件)、10月(18例)、11月(12例)、12月(4例)の計39例、当地感染が10月(1例)、11月(8例)の計9例に上った。なお、10月以降に感染確認された輸入性事案の大半にマカオと相互往来が緊密な広東省中山市、仏山市、江門市滞在歴があった。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。

マカオの街頭に掲出されているデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=本紙撮影

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